属人化について、対義語として「標準化」があり業務の効率化など理由付けをし標準化を
進めようとするがあまりうまく行かない。
うまく行かない理由は、標準化を推進する担当者が本質を理解していないからに他ならない。
標準化の行きつく先は、「誰がやってもよい」であり特定の誰かである必要がない。
一方属人化は、特定の誰かしかできない業務でありその人自身に価値があると錯覚させる。
その価値が会社から必要とされ給与が貰えると考えるから業務内容をブラックボックス化して行く。
誰でもできる業務は、その人の価値を失わせ会社から必要のない人と判断されれば最悪失業と
なり生活できなくなると恐怖するため、標準化の推進に非協力的であり現在の業務が忙しいと
抵抗され手伝わなくなる。
抵抗の強弱はあるが本質は変わらない。
標準化推進担当の業務を効率化して経費をさげて利益をあげたい思惑と、属人化側の生活を
守りたい思惑がぶつかり合い「価値を奪いたい側」と「価値を守り側」の戦いになるが
最終的には抵抗され価値を守りたい側(属人化)が優勢となり標準化推進は終息する。
そして何年か毎に「標準化」のテーマが立ち上がり終息するを繰り返しうまく行かない。
次回は、属人化の剥がしたの進めについて考察していきたいと思う。
属人化を剥がす(2) 警戒心を持たれないように少しずつ剥がして目的を達成するはこちら
ではまた。
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