インターネット広告代理店の新規事業を起ち上げるにあたり、これをやろうと決めて始めたものではなく別目的で作っていたものが外部サービスとして使えるのではと気づいたところからスタートしています。
元々やっている事業は、IT系業務コンサルを生業としているが自社用に作ったツール・システムのサービス化を繰り返して行く内に仕組みが出来上がっていった。
基本コンセプトは、人があまり介在しない(いわゆる自動化)様にするものです。
フォーマット化への流れ
(第1期)
案件単位での収支がわかる「販売管理システム」が欲しくてさがしたがなかったので自分で作った。
周りで評判がよかったので商品化しVectorなどのダウンロードサイトで売ってみた。(そこそこ売れた)
(第2期)
商品化した「販売管理システム」をさらに売るためにフリー版を作成し、当時出始めのステップメールを導入しようと「自分のメールアドレスで運用できるもの」が欲しくてさがしたがなかったので自分で作った。
システム販売の営業活動の一部が自動化された。(自動化Step1)
(第3期)
ステップメールが周りで評判がよかったので商品化しダウンロードサイトで売ろうと思ったがサイトが減少していたのでAmazonでパッケージ販売(CD)で売ってみた。
CGI販売でユーザがサーバを準備しなくてはならないのであまり売れなかった。
(第4期)
CGI販売のステップメールがあまりうまく行かなかったので自社サーバでサービス化するために多重プロセスで実行できるように改造した。
サービス化するためには継続課金が必要なので「決済代行」をさがしインターフェース部分を作成して「レジサービス」を作成して請求・入金の一部が自動化された(自動化Step2)
(第5期)
自社商品・サービスの販路拡大のためにGoogle広告等のリスティング広告を導入したが、クリック課金のため売上を拡大するには広告費をあげる必要がでてくる(広告に対する成果は1~2%と言われている)
世間に周知されるためには「リスティング広告やSNS広告」は効果的ではあるが広告費が膨れ上がっていくので一部を成果報酬型のアフィリエイト広告に切り替えていった。
(第6期)
アフィリエイト広告のASPをまず1社から運用開始したが、複数社と同時運用したら販路拡大するのではないかと考え試そうとしたが問題が発覚した。その問題は、状況によっては1回の購入で複数ASPに対して同時に成功報酬が発生してしまう可能性があること。
原因はアフィリエイトASPが発行する、トラッキングタグ(追跡コード)、コンバージョンタグ(成果発生タグ)をサイトやブログのページに組み込まないといけないので同一ページに複数ASPのタグを入れること。
上記対策として、どのアフィリエイトASPから来たのか判定して適切なトラッキングタグ、コンバージョンタグを表示するシステムを作成して複数社と同時運用を可能にした。(自動化Step3)
(第7期)
自社の広告宣伝自動化を進めて進めていく内に、この仕組みを欲しい人がいるかもしれないと思い各システムのインターフェースを調整して連携できるように改造してプロモーションシステムを構築した。
そしてそれをビジネスモデル特許として出願(特願2020-175171)した。
広告代理店事業の起ち上げ
新規事業の起ち上げのアイデアの1つとしてきっかけとなったのが、以前何かのテレビ番組でみた「1商品しか売らないケーキ屋」は、お客様が悩まないので個数だけ言って買って帰るため滞在時間も短く回転率が高いというもの。
あと、イメージはコース料理を1種類しか出さない料理屋(お客様の希望により内容を一部変更できる)です。
自動化したプロモーションシステムとIT系業務コンサルの経験でフォーマット化した広告宣伝の標準サービスとお客様の事情にあったカスタマイズを事業の柱としてやって行こうと思っています。
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