IT業務系

その「見える化」は実は「見る化」です

随分前から聞く言葉で「見える化」と言うものがありますが人それぞれ解釈が異なっており,
実はよく見えない状態です。
Google先生に確認してみると「見える化=可視化」と言う回答が多い様に思いますが,
「可視化」とはあまりにも漠然としすぎで見えたからどうしたと言う感じです。

漠然としたものから「見える化」とは日常風景(予定業務)から逸脱した異常性に「気づく事」だと
定義するとやる事はシンプルになります。
異常性にいち早く気づく事により業務的判断/経営的判断が迅速に行えるではないでしょうか。
※ここで言う異常性は,急激な売上げ増やトラブルなどプラス/マイナスの 両方の側面があります。

【「見る」と「見える」の違いについて】

「見る」は意識的な行動であり殆どの場合アクションを伴い確認するもので,
「見える」は無意識の内に視界に入ってくる違和感を感じるものと定義してみます。

【その「見える化」は実は「見る化」です】

とある企業での業務改善で点検の日程が誰でも分かるように点検カレンダーをホワイトボードに
張り付けて「見える化」を実施と言われていました。
確かにホワイトボードに紙が張られているのが見える状態です。
しかし内容を確認しようとするとホワイトボードの場所まで歩いて行き見る必要があります。
誰かが見に行かなければ気づかない状態になります。
これでは「見る化」と言えるでしょう。

【「見える化」への改善】

上記内容をさらに改善され点検実施者が休みであっても他の誰かが気づき作業漏れが確実に
なくなっていく体制になりました。
主な改善点は以下の通りです。

■改善点

  1. 点検カレンダーを大きな紙(A3用紙×2)に印刷する。
  2. 点検場所をマグネットで作成し完了したらカレンダーから移動させるようにした。
  3. ホワイトボードをみんなから見えやすい位置に移動した。

大きな気づき,小さな気づきを沢山あつめ日常からの異常性にいち早く対処できる様になれたら
いい事がありそうな気がします。

【事例のご紹介】

  • FAXのトレイに紙が置かれたらバトランプが点灯する。
    注文FAXが届いても気づかない事が多くあり注文処理が遅れることにより
    納期遅延が発生する事もある為,注文があったら直に注文処理が出来る様な
    仕組み作りが急務であった。そこで検討をかさね,1の対処法に至った。

  導入当初バトランプが点灯した事により導入を知らない人達が,「なにが起こった」と
  ちょっとした騒ぎになった。それこそが「見える化」であり「気づき」であると思います。

 

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